4月24日、「12.6秘密法弾圧初公判」における『Aさんの陳述書』と『弁護団の陳述書』の全文掲載!

意見陳述文

秘密保護法と闘う男・A

 

私は今回の件について、自分のした行為に関しては概ね認めるものです。

私は12月6日の参議院本会議において、特定秘密保護法案の強行採決に抗議し、自分の履いていた靴一足を一つずつ議場内へ投げ込みました。

しかしながら、今回の私に対する逮捕、起訴および84日間に及ぶ長期拘束は、到底受け入れることができないものでした。

民主主義国家、法治国家であるならば、為政者は当然「憲法」を守らなければならないはずです。しかし、現在の安倍首相は、憲法の意味も自分にはそれを守る義務があることも理解していないように見受けられます。

戦後約70年間、日本とアジアの平和維持に大きく貢献してきた日本国憲法は、安倍首相が作りたくて仕方がない「戦争国家-軍事・独裁・秘密・監視国家」のためには単なる障害物でしかありません。だからこそ、「特定秘密保護法」という明らかに憲法違反の大悪法を国会に提出したのです。

この法案さえ成立させてしまえば、日本国憲法の3大原則-国民主権・平和主義・基本的人権の尊重のすべてを有名無実化することが可能です。安倍首相にとっての障害物である平和憲法を骨抜きにすることができるのです。そのことが、法案の中身を知れば知るほど私たち市民にわかってきました。そのため、昨年11月から12月にかけてあれほどの全国的反対運動が起こって盛り上がったのです。

しかし、安倍首相には自分に反対する人々の意見を謙虚に聞く姿勢も、そうした人々の想いを理解しようとする態度もありません。想像力もありません。あるのは、「衆参両議院で多数を得た自民党-それに選ばれた総理大臣である私は何をやってもいいのだ」という思いこみと驕りのように見えます。

だから、特定秘密保護法というありえないレベルの悪法を、これまたありえない暴力的、非人道的と言ってもいい手法で成立させてしまったのです。

 

私が本日、ここにいらっしゃる裁判官や検察官の方々、傍聴者やマスコミの方々、それからマスコミの向こうにいる日本中の市民の方々に最も伝えたいのは次のことです。

 

それは、「民主主義の本質は何よりもプロセス、過程を大事にすること」であるということです。

多数の数をもっている側が、その数を頼って少数者の側の意見をきちんと聞かず、真摯な議論を重ねることなしに多数決をもって強行に採決するのであれば、

それは全く民主主義ではありません。 続きを読む

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裁かれるべきは安倍政権!安東章裁判長は暴力をやめろ! 12.6秘密法弾圧初公判報告

★次回裁判:6月19日(木)13:15~17:00
東京地裁へ!無罪と秘密法廃案へ
(私たちは大法廷を求め続けるため、法廷は追ってお知らせします)

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昨年12月6日、特定秘密保護法の強行採決に抗議し、国会傍聴席から靴を投げて抗議し逮捕・起訴Aさんの4月24日初公判が開催。東京地裁・安東章裁判長は268人もの申し入れを無視して、有罪ありきの裁判が行われる「429号警備法廷」に変えてきました。

そこで法廷の前に上がった私たち傍聴者は、「警備法廷やめろ!警備法廷やめろ!大法廷!大法廷!」のシュプレヒコールを上げ、傍聴者ほぼ全員の大法廷要求の署名を提出しました。

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東京地裁前で出勤者にアピール

★裁かれるべきは安倍政権!Aさんと弁護団が熱いアピール

裁判には49名が集まり、マスコミも6社来ました。まずAさんが熱い意見陳述。「安倍首相には自分に反対する人々の意見を謙虚に聞く姿勢も、想像力もありません。『衆参両議院で多数を得た自民党-それに選ばれた総理大臣である私は何をやってもいいんだ』という思いこみと驕り」。「悪いのは安倍政権と自民党・公明党のはずです。彼らが何の責任も問われず、主権者の一人として<抵抗権を行使>しただけの私が徹底的に弾圧されたのです。」

続けて弁護団が、特定秘密法案の強行採決にいたる手続きの違法性、秘密保護法自体の違憲性をあます所なく展開。検察は公訴権乱用であり、公訴を棄却するように要求しました。

Aさんと弁護団の意見陳述書全文:https://himitsuhokyuen.wordpress.com/2014/04/24/陳述書全文
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★検察の証拠はあまりにも無内容、今すぐ公訴の棄却を

検察官は2名。起訴状を朗読するだけで、弁護団の申し立てをことごとく却下。証拠調べでは参議院の裁決終了からAさんが排除される所まで約10分の映像を流しましたが、何も変化のない無内容な映像で、裁判長も顔をしかめたほどでした。議場は最初から与党議員の野党への凄まじいヤジと騒音妨害で騒然としており、Aさんの靴が投げられても変化はなく、むしろ静かになっていったほどでした。

またAさんが議場のどこに座ったか、靴は何センチか等の些末すぎる陳述を続ける。Aさんが投げた靴を持ち出しAさんに見せ、「もういらないですか?」などと下らない質問をする。秘密法と安倍政権の問題を切り離し、ただの妨害事件に矮小化する姿勢を露骨にしました。検察は見せしめの長期勾留ができれば目的達成、あとの裁判は裁判長が有罪にしてくれるはずだと言わんばかりの姿勢でした。

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★前代未聞の極悪裁判長、強権指揮。安東章裁判長に傍聴者排除をやめさせて、大法廷を実現しよう!

その安東章裁判長は、前代未聞の暴力的な裁判をしました。何と5人もの傍聴者を裁判所の外まで強制排除しました。それは裁判進行に影響する行為や大声ですらありません。弁護士の「求釈明」に何も答えない検察に「はあ?」と一言発しただけの人。Aさんと弁護団の陳述が終わった時に拍手しただけの人。Aさんに「次回もこの法廷に来なさい」と突然告げた裁判長に、裁判の終了後に「大法廷を」と言っただけの人たちが、法廷警備員にはがい締めにされて排除されたのです。

安東裁判長はAさんの陳述をまるで聞ききません。傍聴席をにらみ続け、法廷にいる警備員と常にアイコンタクトを取り続けていました。そして誰かが一言でも発すると「傍聴席は喋るな」と10数回も言い続けました。まるで戦前の特効警察が「非国民」をあぶり出し逮捕・拷問するように、「今誰が発言した?」と法廷警備員に確認し、職員が指名した人を次々排除しました。涼しい顔で暴力排除を行う恐るべき裁判官です。

実はこの「安東章」裁判長は、当初担当だった裁判長と突然交代してやって来ました。当初の初公判は3月26日予定でした。弁護士と裁判所の事前交渉で前の裁判長は大法廷を検討しようとし、初公判は大法廷が空いている4月23日か24日のどちらかとなりました。そこに4月から安東裁判長が登場し、弁護士との調整日=初公判日時が決まる日を4月11日に指定しました。私達は大法廷の実現や、裁判日が後ろにずれることを期待。所が安東裁判長は4月24日を指定し、法廷も警備法廷。私達の告知や準備の期間をわざと少なくしたのです。

私たちは、この裁判を秘密法廃止運動とつなげて盛り上げる事を阻止するため、裁判長交代劇が最初から仕組まれたものでないかと疑います。その絵を描いた安東章裁判長は「山谷転び公妨事件」でも有罪を出した人物であり、許されません。http://www.labornetjp.org/news/2013/1374730545856staff01

こうした暴力を可能にするのが「429号警備法廷」です。私達はその異常さを指摘し、撤廃の署名を出しました。http://chn.ge/1gW18df

警備法廷をやめさせ、大法廷を実現させましょう。皆さんの力が必要です。ぜひ引き続き声を上げて下さい。次回期日にご参加下さい!

傍聴者の報告:http://ameblo.jp/masahiko0910/entry-11832646304.html?timestamp=1398346747

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閉廷後、弁護士会館一階ロビーで報告会

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ここにも色んな靴が・・・