「12.6秘密法弾圧」第2回公判傍聴記

噂の“429号警備法廷”を初めて体験した。
2014年6月19日、去年の秘密保護法案の強行採決時に靴を議会に投げ入れたという事で起訴になっていたA氏の公判が東京地裁の429号法廷(いわゆる“警備法廷”と言うらしいが)で行われた。429号法廷の監視の強度さや密閉感は話には聞いていたが、今回初めて法廷内に入り傍聴した。

エレベーターで4階にあがり、429号法廷に入るために右をみると、まず、腰丈ほどの鉄でできたガードがあり、前の列に制服を着た警備員が6名ぐらい、次の列にも6名ぐらい、そして、ジャージ姿に近い警備員が10名くらいトイレに行くための廊下をふさぐ様な形で立っている。多分全部で20名ぐらい。ともかく、「えっこんなに??」という程の人数で法廷に入るための通路に立っているのである。他の傍聴人からは「ここをどこだと思っているんだ。日本だと思えない」とか、「人権侵害だ」と言葉が当然のように飛ぶ。私もこれから収容所にでも入るような気分になり、「収容所に入る時ってどんな気持ちなんだろうか」とぼーと考え、法廷に入るための筆記用具と財布を鞄から取り出している時である。

急にすごい足跡がして、私の隣にジャージ姿や警備服20人くらいが集まり、園さんを羽交締めにしてどこかに連れていったのである。30秒ぐらいの出来事なのではないかと思うが、羽交締めにされた方もまわりにいた方も、ほとんど何が起こったかわからないぐらいの速さではなかったのではないか。急に「突風」がふいて、園さんが“さらわれた”という感じだった。「説明責任を果たせ」と抗議しつつも、その「突風」ショックで、私はなんとなくの流れに沿い、傍聴券を見せ、層の厚い人間ゲートを通過すると、金属探知機で男性職員からボディチェックされ、次の関門では女性の職員が「財布の中を見せろ」ということで、中をみせて、また列にならび、法廷へ、やっと、入った。

公開を原則としている裁判を傍聴しにきただけなのに、、、

審議は13時15分にスタートし16時10分くらいまでだった。途中5分の休憩があったが、人数が多くて法廷に入れなかった人との交代は禁止された。内容は、秘密保護法の強行採決時に国会議会内で衛視をされていた方々とその事務総長の計4名が検察側の証人として現れた。大きな争点としては、靴投げが「威力業務妨害」の「威力」にあたり「議事を妨害したかどうか」であるが、特に気になったのが、3人目の証人だ。A氏が靴を投げた際、(1足目が右側、2足目が左側と記憶したが)「2足目の靴が金子議員の頭にあたり、金子議員は手で頭をさすったのを見た」と証言したことだ。2013年12月7日に掲載された読売新聞の写真では、金子議員からはその素振りは見えない。今までニュースで聞いたこともない。しっかりとした証拠はないが、3人目の証人が言っていることは、嘘だと言わざるえない思った。A氏にしてみれば、84日間も拘束された上に、2014年2月24日に調書が「でっち上げられたのでは、たまらない。

最初の「突風」ショック、ボディチェック、財布の中身チェックを体感し、「でっち上げ戦術」を感じてしまった。これが“警備法廷の正体”なのだろうか。。。。。

12.6 秘密法国会傍聴者弾圧救援会

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