【傍聴記】国会傍聴をもっと自由に

国会周辺で多くの市民が反対の声をあげている中、特定秘密保護法案の参議院審議を見届けようと傍聴を試みたが適わなかった。

12月5日の参議院安全保障特別委員会では、議員紹介の傍聴券を持って院内に入ったが、入口のモニター室で延々と待たされ、結局最後のどたばた劇(「可決」とメディアが安易に報道)も眼の前で見届けることができなかった。数十人の傍聴席に250人が傍聴しようとしたからと聞いたが、入れ替えもされず、2時間以上待たされて会議室に入れなかった。やむなく終了前に強引に会議室に入ろうとしたが衛視に制止され適わなかった。
6日の参議院本会議でも一般傍聴は30人に限定されて多くの人が中に入れなかった、実際には傍聴席は沢山空いていたのに。私は傍聴券を入手したが、院内に入ると前日に会議室に入ろうとしたことが災いして、衛視に遮られて入れなかった。

憲法には、「両議院の会議は、公開とする」(第57条)とある。「この憲法が国民に保証する自由及び権利は、国民の不断の努力によって、これを保持しなければならない。」(第12条)の「努力」が適わないのは、国会の傍聴者席が狭く傍聴者数が少ないばかりか、「国民」を平等に傍聴させようとする努力が国会に足りないからだ。
直接民主主義をとまでは言わないが、多くの「国民」がもっと自由に傍聴できるように国会に改善を求める。

今回の逮捕事件は、反対の声が高まる中で、与党による国会のルールを無視した議事運営と強行採決とともに、参議院の傍聴に対する不当な対応で傍聴者を締め出したことも原因ではないか。

国会傍聴者 木村雅英

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